iPhone 6s を1ヶ月間使ってみて感じたいくつかのこと
2015年9月9日に行われた秋の Apple スペシャルイベント。すでに恒例の感もありますね。そちらで新しい iPhone 、6sと6s Plusが発表されました。
うらは5sを所有して2年、いわゆる「替え時」な年です。発売日にゲットすべくオンライン予約を行い、しかして9月25日その日の朝、 iPhone 6s 64GBを手に入れることができたのでした。手に入れた興奮も落ち着いたこの辺りで、使ってみて感じたことをいくつか書き留めたいと思います。
本題に入る前にうらの状況をお話ししておきましょう。初めて入手した iPhone は、3GSの時。どうしても使いたくなって、auからsoftbankにMNPしました。4、4Sときて、auに出戻って5sを使っていました。
5sの時は裸で使っていましたが、何度か落下させてしまったので、6sではケースを最初から装着することに。SpigenのSGPウルトラカプセルを iPhone 到着前に注文。開梱、即装着しました。
4.7インチはデカイよ
とにもかくにも新しい iPhone はデカさが不満の一言に尽きます。実に持ちづらい。みんなそんなに手が大きいのでしょうか。
初代〜5sまでの iPhone は、筐体幅がほぼ60mm、画面幅はインチ・比率は違うものの50mmで統一されていました。おかげで、新しい iPhone に機種変しても違和感なく(上方向に伸びてはいるものの)使えたのです。
この50mmというのはなかなか具合の良いサイズで、 iPhone を左手で握って親指を動かすと画面右端まで届くのです。フリック入力と相まって日本語入力がラクラク素速い。へたにパソコンで入力するより早いんじゃね?と思わせてくれました。
それが iPhone 6 / 6sは59mmと9mmも広がりました。手に持つツールとして、この差はすごくでかいです。親指が動く範囲といっても、ラクに動かせる範囲と、ちゃんと伸ばせば届く範囲とがあって、5sだとカバーできていたのですが、6sだとできない部分があります。ココがもどかしいんですよね。
あと、ポケットからはみ出します。ズボンとかならまあ大丈夫ですけど、ワイシャツだと胸ポケットから確実に「コンニチワ」します。するとちょうどLEDフラッシュが出てるから、ライト光らせながら暗い納戸を探る時に両手があいてこりゃ便利…ってどんなシチュエーションですか!? このデカさ、謎だ。アメリカ人のポケットはやはり相応にデカいのか。
携帯できない携帯電話って、どうなんでしょうね…。次の7で4インチが復活したら残債を気にせずに機種変しちゃいそうです。
Touch IDの反応が良すぎ
5sから搭載されたTouch ID。面倒なパスコード入力を省けて、セキュリティも保てるネ申機能です。6sでは、第二世代に進化して処理速度が2倍になったとのことですが。ちょっとばかり反応が良すぎます。
5sでは iPhone を使う時にホームボタンに親指を添えつつ取り出し、画面を顔の前まで持ち上げたあたりでロック解除されて使えるようになる、という感じで使えていました。シュッと取り出して見るとホーム画面が現れているというカッコいい状態だったのです。
6sだと、ホームボタンに触れた瞬間にもう解除されている状態。アプリを使いたい時はこれでいいんですが、時間を見たい、通知を見たい、Handoffでアプリ連携したい時には困りもの。画面を出そうとホームボタンを押そうと触った途端、ロック解除されちゃうんですから。6シリーズの電源ボタンはワキにあって押しづらいですしね。
カメラの画素数が増えるのはいいこと?
携帯電話で撮って見せ合うだけならこれ以上の画素数は不要じゃねえの?ってことです。
世間的には画素数が増える=画質が上がるという認識ですが、そうではありません。携帯電話に乗るほどの小さなデバイスに集められる光には限りがありますから。
iPhone の写真は、 iPhone 上で最も良く見えるように補正されています。拡大するとノイズだらけだとか、色が正しくないとか、別にいいんです。その場で見てOKと思って保存しているわけですから。単なる携帯電話のオマケカメラなんですから。たとえ800万画素でもA3プリントに問題ありません。というかもうほとんどプリントしませんよね。
あと画素数アップにともなって、スマホならではのハンドリングというか、ファイルサイズがデカくなったのが地味に痛いですね。
画素数を増やしたのは、画素数アップという数値スペックでの宣伝効果と、カメラデバイスが安くなってきたことでしょうかね。それより光学性能のさらなる向上とか、画像補正プログラムのブラッシュアップとかをがんばって欲しかったところです。
3D Touchはビミョーかな…
6sの目玉機能の一つ、3D Touch。押し込み具合で違う操作ができるということで、 iPhone の新たな進化である的な話もありましたけど、現段階ではビミョーな評価ですね。確かにピンチイン/ピンチアウトよりは直感的ですけど、それを生かす機能がアプリなりで実現していないのが痛いですよね。画面を押す/押し込むという動作からイメージさせる機能の割り当てか仕掛けがないことには、普及は難しいでしょう。
また、ひとつの動作がひとつの機能を動かすというのが分かりやすく、複数の機能を割り当ててしまうと混乱します。家電のボタン操作が好例です。 iPhone ですらよく使う操作でないと覚えられません。操作の選択肢が増えるのはいいことですが、使い良さにつながらないと本末転倒です。
あ、フリック入力画面で押し込みをすると、文字が消えて、カーソル位置を自由自在に動かせるのはすごくベンリ!ただそれを思い出して使えるのかどうか。英字/日本語/顔文字の次に切り替えられるようにしてくれるとみんなに恩恵があるのに。
その他もろもろ
- 5s 32Gから6s64Gになって大容量&サクサク動作に。容量削減のため128kbpsにして入れていた楽曲を256kbpsにしました。
- VoLTEに対応!まあ電話中にデータ通信はしないだろうけど。ちなみに宅配で受け取りだったので、手動でキャリアアップデートが必要でした。
- フリック入力時に数値入力状態になると「うわ、文字デカっ!」といまだにビビります。老眼になるとちょうどいいのかな…。
- 購入は、機種代金が機種変価格で97,080円、スーパー機種変更キャンペーンで−21,600円と−10,000円で差し引き65,480円。毎月割が−2,435円で12ヶ月で−29,220円、24ヶ月で−58,440円なので、それぞれ12ヶ月:36,260円、24ヶ月:7,040円が実質的支払額ですか。
- ApplePayはまだかな〜? ;)